学生の眼
気づき,そして確かめることの大切さ
塩出 敦子
1
1札幌市立高等看護学院
pp.850-856
発行日 1978年8月1日
Published Date 1978/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918468
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はじめに
看護学校に入学以来,看護学の講義や,看護について書かれている本などから,私の心をとらえていたのは‘看護婦は感受性が豊かでなければならない’あるいは‘患者を観察し,患者の援助を要するニードを見きわめ,そのニードを満たすための援助を行ない,その援助が有効であったことを確認する時に,自分の感じたこと,思ったことを活用できるようになったならば,自分の行なっている援助サービスから,つきることのない満足感を得ることができる’1)などの言葉であった.
これらの言葉は,私の学習の指針となり,私自身このような看護婦に近づきたい,このような看護を行いたいと思っていた.
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