連載 臨床で研究に親しむ・16
患者指導プログラムの有効性を確かめる—t検定を用いて
金井Pak 雅子
1
1国際医療福祉大学
pp.392-396
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905576
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はじめに
私たちは,臨床において看護ケアを提供しながら,“これは本当に効果があると思うのだが,どうやって証明したらいいのだろうか?”と悩むことがあります.たとえば
糖尿病の教育入院の患者に対して栄養指導をもう少しわかりやすくしたいと考え,食事療法に関する指導プログラムをたてました.患者から「わかりやすい」「家に帰ってから役に立ちそう」などというコメントをいただきましたが,本当にこの指導プログラムが効果があって食事のことがわかってもらえたことを証明するにはどうしたらよいか考えました.
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