ベッドサイドの看護
看護婦—患者(家族)の相互作用の検討—家庭生活の中に意味を見い出した1例
岡田 幸子
1
1三重大学医学部付属看護学校
pp.850-855
発行日 1976年8月1日
Published Date 1976/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917953
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はじめに
日常の看護過程の中で,病人を理解することが看護にとって重要な意味をもつことはいうまでもないことである.その意味を解くためには個々の病人が自分自身をどうみているかという病人の自己概念を明らかにし,看護婦がその病人の歩みとともに問題に取り組むことで,看護問題は解決されるだろう.
今回,私はトラベルビーが“人間対人間の看護”の中で述べている‘病気の中に意味を見い出していくよう援助する’という仮定をもとに実際の看護を行った結果,患者に著明な変化がみられたので以下に報告する.
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