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男のガンは増え女性は減少,他
pp.57
発行日 1970年7月1日
Published Date 1970/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917521
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アメリカガン協会の統計調査部が男性・女性別のガンの発生率についての統計を発表した。この統計は1950年から1952年と1965年から1967年までのそれぞれの調査を基礎データとしており,この両調査を比較検討したもの。これによると,男性の場合,ガンによる死亡者はこの約15年間のあいだに15%も増大しているのに対して,女性のほうは逆に9%の減少を示している。
男性人口10万人に対しての死亡率は151.8人であるが,女性の場合は109.3人であった。そのうち身体の部分でみると,肺のガンが男性では109%増えたが,女性では70%であった。また膵臓のガンについてはそれぞれ32%,24%の増加率を示した。
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