Hawaii Report
"イエス,バージニア……"—女性のガンとセクシュアリティ
池上 千寿子
pp.72-75
発行日 1984年1月25日
Published Date 1984/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206387
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"性"をオープンに話し合うTV番組
かつてある少女が新聞に投書をしました。「サンタのおじさんて,本当にいるんですか?」「イエス,バーニジア,サンタのおじさんはちゃんと君のそばにいるヨ」。これが編集者の答えでした。
そして今,多くの女性がこう訊ねています。「ガンで乳房や子宮や腟や外性器部を切除しても,すばらしい人生と性はあるのでしょうか?生きているだけでましという人生しかないのでしょうか?……」。アメリカでは女性の4人に1人は何らかのガンと付き合い,12人に1人が乳ガン患者です。これに対し,「イエス,バーニジア」とわたしたちは答えられるのでしょうか?
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