コンピュートロジー・4 コンピュータ的世界についてのやさしい解説
論理と非論理の世界
松平 誠
1
1立教大学
pp.58-59
発行日 1970年7月1日
Published Date 1970/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917522
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コンピュータは論理機械である。順序だてて,ロジカルに問題をだしてやらなければ,話が通じない。そこで非論理を売り物にする人間と,論理の固まりが一緒になって仕事しようというのだから,どっちかがどっちかへ歩みよらなければ,一緒にならないのは当然といえる。そして,いまのところ非論理は“悪”なのだ──という思想が,この世界では,一般的な通念になっている。
会社の中で,コンピュータを使えないのは,仕事が標準化されていないからだ──という考え方である。ロジカルにわりきって仕事していないから,こういうことになる。もっと仕事を順序だてたらどうだ──という結論になる。
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