ベッドサイドの看護
ポジション・ブロックの使用による頸髄損傷患者の看護
伊藤 美年子
1
1和歌山県立医科大学病院看護部整形外科病棟
pp.1419-1422
発行日 1973年11月1日
Published Date 1973/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916803
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レントゲン撮影の際に,肢位固定のためにポジション・ブロックを使用しているところからヒントを得て,整形外科患者の体位変換,固定のためのポジション・ブロックを試作した.
整形外科患者は,一定の姿勢を保たなければならない場合が多く,とくに麻痺患者では褥創や変形の予防,日常生活動作訓練などのために,体位変換は必須のものである.多くの整形外科患者の体位変換は,2人あるいはそれ以上の介助を必要とされるが,試作品ポジション・ブロックを使用することにより患者はもちろん看護婦の労力も減少する結果を得たので報告する.
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