連載 臨床実習サブノート 効果的かつ安全な起居動作へのアプローチ・第3回
頸髄損傷
藤縄 光留
1
,
古屋 美紀
1
Mitsuru FUJINAWA
1
,
Miki FURUYA
1
1神奈川リハビリテーション病院理学療法科
pp.741-747
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590060741
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頸髄損傷の障害像
頸髄損傷(cervical cord injury:CCI)では,脊髄損傷で生じる体幹・下肢の機能障害に加えて,上肢にも麻痺が生じ,上肢による支持やバランス制動も困難になります.これらの結果,立位歩行動作の獲得は困難となり,寝返りから移乗までの動作が獲得目標となります.
肘伸展運動が可能なC7から下位損傷の起居動作は高位胸髄損傷に類似しているため,内容は次回に譲ります.本稿では肘伸展運動が困難なC6レベルの起居動作のアプローチについて紹介します.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年6月30日).

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