Via Air Mail ウィスコンシン大学放射線科における研修生活・1
ポジションを得るまで
菊池 陽一
1
Yoichi Kikuchi
1
1ウィスコンシン大学放射線科
pp.1806-1809
発行日 1983年10月10日
Published Date 1983/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218490
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今回は僕が今のレジデントのポジションを得るまでの過程について少し書いてみます.*1980年の9月にVQEを受け,その結果をもらったのが11月でした.さっそく約120の病院に手紙を出しました.そのうち約60の病院から返事が来ました.中には「アメリカ人あるいは北米の医学部卒業生以外は採用しない」というようなものもありました.いずれにしても1981年7月からのポジションは既に決定済みという返事がほとんどで,翌年のポジションの獲得はあきらめざるを得ないことになりました. まず書類選考 年を越してから,1982年7月からのポジションを得るためにまた手紙を書きました.すると約30の病院がapplication formを送って来ました.そのうち約20の病院にapplyすることにしました.application formに記入する内容は略歴,ECFMG;FLEXあるいはNational BoardのScore,applyする動機,将来の計画(大学に残るか,開業するか)などです.その他に,大学での成績,学部長からの推薦状,さらにそれ以外に3通ぐらいの推薦状が要求されます.推薦状は推薦してくれる人から直接病院あてに送ってもらうように依頼するのがふつうのようですが,僕の場合,数が多かったので,自分でとりまとめて別便で送付しました.Application formを自分でタイプし,推薦状を送付しというような作業は8月までに大体終えました.
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