看護・食事療法
病人の食物
宮川 哲子
1
1虎の門病院給食部
pp.76
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913595
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病人の食物
食事療法とは,食物の調節によって直接疾病を予防したり,治療してゆくこと,またはその疾病にさわらないように病人の全身栄養を全うすることを目的として,それにかなうような材料を選び,調理して薬物療法あるいは理学的療法と相まって治療にあたることです。この治療食を実施するにあたっては,1)病理をよく知り,2)対症の食品を撰択し,3)疾病によっては偏食をしないように留意し,4)患者の嗜好を考慮して充分な栄養を考え,5)消化のよいものを与えるよう,6)調理の工夫をすることにあります。
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