看護□食事療法
小児食〈その2〉
宮川 哲子
1
1虎の門病院栄養部
pp.84
発行日 1966年9月1日
Published Date 1966/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912878
- 有料閲覧
- 文献概要
●小児に用いられる蛋白質性食品
人乳中の蛋白質は量的に多くないが,乳児の正常な発育を促し,窒素蓄積率も高く,消化吸収率は100%であるといわれます。
牛乳蛋白質の吸収率は人乳に劣りますが,蛋白質量が多いので体内蓄積の絶対量は母乳よりも多いことが報告されています。また人工栄養児の発育が最近とくによくなってきているのは,良質蛋白質が適量供給されることもその原因の一つではないかと考えられます。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.