特集 乳幼児健診でよくある疑問・相談への対応
食事・栄養
2 離乳食・補完食
-「母乳は飲むが離乳食は食べない」「離乳食をよく食べミルクはあまり飲まない」など
堤 ちはる
1
1相模女子大学栄養科学部健康栄養学科
pp.1213-1215
発行日 2024年11月30日
Published Date 2024/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003234
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ここがポイント
☑離乳期には,「授乳のリズムに沿って」母乳は子どもの欲するままに与える.
☑人工栄養児の育児用ミルクは,将来の肥満にもつながりかねない「飲ませたいだけ飲ませる」ことは慎まなければならない.
☑7,8か月頃に離乳食をよく食べ,育児用ミルクはあまり飲まない場合,離乳食が炭水化物に偏りすぎていないか確認し,たんぱく質やビタミン・ミネラルを含む食品が少ない場合には,育児用ミルクを料理の素材として使用して,それらの栄養素を補給することも勧められる.
☑離乳食の量の適否は,成長曲線のカーブに沿って身長や体重が増加しているかどうかで判断する.
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