ナースの作文
黒いセーターの婦人
福田 洋子
1
1桐生厚生総合病院
pp.22
発行日 1961年4月15日
Published Date 1961/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911307
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一滴の水気もない乾燥しきつた瓢単形の池に七色のもみじが静かに舞い落ちた。
誰からも哀れみを受けず,誰にも頼ろうとせず,風に吹かれて転々と住みかをかえるのだろうか。このもみじに限つたことはない。あらゆる木の葉が同じ運命をたどるのだ。
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