看護學講座
榮養學
原 實
pp.57-60
発行日 1948年4月15日
Published Date 1948/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906317
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第五節 ビタミン
ビタミンは近世科學が生んだ榮養学の重要部門をなしてゐる。1911年に始めて鈴木梅太郎博士によつてビタミンBが發見されてから米國のフアンタ博士も同じ頃之を發表し,其後次々とビタミンの各種のものが雨後の筍の如く發見發表され現今では20數種にも及ふビタミンが知られるに至つた。そして之が直接榮養上の効果を顯わす許りでなく,病人治療の上にも莫大の貢献をなしつゝあり,鈴木,フアンク兩博士を始め變多先人學者の業積は人類史上不滅の偉業と云ふべきである。
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