連載 このひと'97
大和田 恭子さん—日本赤十字社医療センター看護部—看護婦である前に….自分の中で何かが変わったペルー派遣でした.
おおわだ きょうこ
1
,
八木 保
1日本赤十字社医療センター
pp.619
発行日 1997年7月1日
Published Date 1997/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905377
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昨年暮に起きた在ペルー日本大使公邸人質事件が,武力突入という形で結末を迎えたことは記憶に新しい.大和田さんは,事件発生直後,日本赤十字社から赤十字国際委員会現地代表部に派遣され,救護活動にあたった医療班のメンバーの1人.
日本では赤十字の活動のイメージといえば,まず医療・看護,そして災害時の救護活動だが,原点には今回のような戦争・紛争の地での救護活動がある.一見平和な日本にいると,地球のどこかでは今なお紛争が起こっていることを忘れてしまいがちだ.大和田さん自身もいつのまにか「平和ボケ」していたことに気づかされた経験だったという.
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