特集 動きはじめた外来
[外来を変えるさまざまな試み・3]外来プライマリナーシング—外来における「療養上の世話」のかたち
岡本 典子
4
,
道山 知子
1
,
横村 妙子
2
,
長岡 美紀子
2
,
滝谷 雅子
3
,
小林 順子
3
1社会保険船橋中央病院看護部外来
2社会保険船橋中央病院看護部内科外来
3社会保険船橋中央病院看護部外科外来
4社会保険船橋中央病院看護部
pp.806-809
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905164
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
当院は,病床数410床(新看護体系2.5:1看護料,A加算,10:1看護補助者),外来患者数1日平均1300人,市街地にある交通アクセスの良い,地域の中核的役割を担う総合病院である.
在院日数短縮の動きのなかでの外来の現状は,高度な医療を受けながら通院している人々が急増し,そのなかには,外来だけではなく家庭でも治療・処置を継続する必要のある人々がいる.したがってその治療・処置に伴う困難をかかえる人々へ生活を視野に入れた支援が重要となる.このような役割は,従来から看護婦が行なってきた「療養上の世話」にあたるが外来における看護は「診療の補助」業務を主とした設定となっていたことは否めない.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.