特集 地域を支え,地域とともにいきる
連携施設とめざす患者本位の医療・看護
―【連携施設として考える 病院との関わりと地域における役割】―地域から信頼される訪問看護ステーションをめざして
小室 美智子
1
1関越訪問看護ステーション「たんぽぽ」
pp.320-321
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100622
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関越訪問看護ステーション「たんぽぽ」の成り立ちは,前稿にあるように,1983年(昭和58)年,関越病院の入院患者のアフターケアとしての訪問診療・訪問看護活動から始まる。そのため現在も関越病院在宅医療部と訪問看護ステーションは密接な関係にある。
当訪問看護ステーションを利用する患者の大半は,在宅医療を希望している。関越病院在宅医療部の医師とは毎日定期的なミーティングを行ない,患者の病状の変化に個々に対応している。また居宅介護支援事業所も隣接しているので,社会的支援にも即対応できる。これにより,医療・看護・介護・福祉の部門間の情報共有が容易にできる体制が整っている。また当訪問看護ステーションの看護師は,関越病院内のNST活動や褥瘡の発生・予防対策などに参加しており,常時最新の知見を導入できるよう努めている。
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