特別寄稿
助産婦の新人教育に関する提言—助産婦の能力習得・役割取得の状況から
新道 幸恵
1
,
平澤 美恵子
2
,
佐々木 和子
3
,
熊沢 美奈好
4
,
内藤 洋子
5
,
松岡 恵
6
1国立公衆衛生院
2日本赤十字看護大学
3国立仙台病院付属看護助産学校
4神奈川県衛生看護専門学校付属病院
5国立東京第二病院付属看護学校
6東京大学医学部保健学科母子保健学教室
pp.680-686
発行日 1989年8月25日
Published Date 1989/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207678
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はじめに
人口構造や疾病構造の変化,医学・医療の進歩発展をはじめ高度情報化社会の到来など,今日の看護を取り巻く社会の情勢はたゆむことなく変化し,その速度は急速でさえある。
専門職である看護職は,そのような社会の変化に対応した専門性を高度なものへと発展させ,社会のニードに応える看護ができる人材を養成していかなければならない。そのために,看護教育の内容は,豊富で高度であることが一層求められるようになり,基礎教育や卒業後の教育の充実と,両者の系統性,生涯学習の理念の導入などの必要性が,看護職の多くの人々に認識されるようになった。
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