助産婦の仲間を訪ねて・38
―沖縄・八重山の助産婦たち―孤立した離島助産婦の閉塞状況
藤原 美幸
1
1帝京大学病院
pp.423-428
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205721
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沖縄へ行ってきました。単純そのものの動機で。アルゼンチンで2年間お付き合いした移住民の,圧倒的多数の故郷をこの眼で確かめたくて。そしてさらに,帰国直後に読んだ同世代のルポライターの一編(沢木耕太郎:人の砂漠,新潮社)に"おもしろそうな島だな。夜勤と旅費をやりくりして,行ってみようかな。また阿呆なことをしているな"と自己嫌悪に陥りながらの,梅雨の沖縄へ旅立ちです。
那覇から約430km,南西航空YS11型機で約1時間15分。八重山群島の石垣島はそんな地にあります。今回の仲間は,この石垣島の助産婦達です。
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