連載 JJM誌上講座・効果的な専門職教育のために・5
人間理解の方法(その3)
平野 朝久
1
1東京学芸大学教育学部
pp.686-687
発行日 1987年8月25日
Published Date 1987/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207199
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既に,人間理解の方法として2種類のものを挙げたが,角度を変えて,教育的見地から更に2種類のものを加えておこう。前回および前々回のものは,どちらかといえば,事実(内面および外面)をありのままにとらえようとするものであり,その方法に2種類あったのであるが,今度は,その事実を見つめ,理解しようとする教師の見方とか着眼の仕方に関することである。
1つには,よく言われることではあるが,人の欠点,問題点を取り上げるより,むしろその人の優れている点を取り上げ,それを見つめるということである。
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