研究・調査・報告
看護基礎教育における母性看護履修状況—過去5年間の本校在学生の調査から
井上 キミ子
1
,
谷 久子
1
1北海道大学医学部附属助産婦学校
pp.317-322
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206626
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はじめに
看護基礎教育を終えて助産婦学校に進学してくる学生は,6か月から1年の教育で,助産婦として必要な専門的知識・技術・態度をどの程度身につけられるであろうか。今日の複雑な社会情勢の下で助産婦に求められる資質を明らかにするのは困難なため,助産婦教育の到達目標を定めるのは容易ではないが,現在の学生の置かれている状況を正しく見つめることで1つの糸口がつかめるものと思われる。そこで,昭和55年度から59年度の5年間の本校学生105人の看護基礎教育における母性看護の履修状況を調査したので報告する。
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