特別寄稿 オーストラリアだより・2
新しい助産婦業務の潮流にふれる—ロイヤル・ウーマンズ病院見学記
小木曽 みよ子
1
1名古屋大学医療技術短大部専攻科(助産学特別専攻)
pp.312-316
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206625
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
メルボルンに着いた8月1日,私たちは早速,ロイヤル・ウーマンズ病院へ赴き,マッカーサー看護部長,ピーター代理看護部長に挨拶し,そのあと研修日程の打ち合わせを行なった。すでに8月1日から31日までの日程が組まれていたが,変更も内容の追加も可能とのことであった。「ゆったりとショートタイムにして,観光もできるようにしてありますよ」とピーターさんがいわれたように,月曜日から木曜日または火曜日から金曜日の週4日間で,1日の時間ば午前9時30分から午後3時30分となっていた。
私たちの日程は病院全体の見学から始まった。案内は民間部門のスコット副部長で,新入者のオリエソテーションも担当しているとのことであった。新聞に載せるから,と病院の写真部がきて記念撮影をしてからの出発だったので,すでに10時を過ぎていた。見学に先立ち,スコットさんから「お茶はどうですか」といわれ,私たちは,通訳のマクガバンさんと相談してお茶にしていただいた。食堂はティータイムをとっている人たちでいっぱい。院内各所から集まってきて談笑し,楽しい休憩時間をとっているようだ。私たちは,お茶の時間中も,マクガバンさんが通訳に忙しくてお茶を飲めないほど,スコットさんに質問をした。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.