講座 予定日超過と流早産・4
流早産時における内分泌について
西島 義一
1
,
上野 良亮
1
1鳥取大学医学部産婦人科教室
pp.49-54
発行日 1961年4月1日
Published Date 1961/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202111
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Ⅰ.まえがき
流早産は比較的多いものであつて妊娠3〜5回について1回の割合で起きるとされている.これら流早産の原因は極めて複雑であつて臨床的にほぼ3項目に分類されている.
1)胎児及び胎児附属物の異常……胎児奇形,胎児変性等 2)父方の異常……精子の異常 3)母体側の異常……性器異常,妊娠中毒症等の全身障害,内分泌障害,外力,精神因子,その他の不明因子
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