特集 全国助産婦学生研究論文集・1
流早産の予防に関する研究
宇野 いくよ
1
,
小沢 春子
1
,
鳥山 典子
1
,
藤本 節子
1
1群馬大学医学部付属助産婦学校
pp.74-77
発行日 1974年2月25日
Published Date 1974/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204652
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1.はじめに
家族計画がうたわれ,受胎調節が普及しつつある現在,あらかじめ計画された時期に,妊娠,分娩したいという期待が,流産・早産により挫折し,元気な子が得られなかったとすれば,それはその家庭にとって大きな不幸である。
私たちは臨床実習の際,切迫流産・切迫早産などで,外来治療,入院治療を受けた妊婦がかなり多くいることに気づき,また生活様式の変化,勤労妊婦の増加などにより,従来考えられていた流早産予防のための保健指導内容では不十分ではないだろうかと考え,以下の調査を行なったので,ここに発表する。
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