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【疾患編3】周産期
《周産期疾患》
切迫流早産
高橋 聡太
1
,
齋藤 昌利
1
,
菅原 準一
1,2
1東北大学医学部産科婦人科
2東北大学東北メディカル・メガバンク機構
pp.202-207
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209337
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外来管理のポイント
❖早産/切迫早産は子宮─胎盤の炎症を中心とする種々の原因が組み合わされた「症候群」として考えられている.
❖個々の症例の早産リスク因子を把握し,切迫早産徴候の原因および炎症の主座を推定することで,適切な治療方針を決定していく.常位胎盤早期剝離の除外診断は特に念頭におく.
❖最近の米国産婦人科学会(ACOG)ガイドラインの改訂では,分娩前「経母体副腎皮質ステロイド投与」の有用性が強調されており,今後「早産の予知」に対する重要性はますます高まると思われる.
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