Japanese
English
短報
ハンドヘルドダイナモメーターと頸部アタッチメントを用いた頸部筋力計測方法の開発
Development of a method for measuring neck muscle strength using hand-held dynamometer and original attachment
關口 相和子
1
,
竹田 真奈美
1
,
月永 暁裕
1
,
田中 早貴
1
,
柏村 浩一
1
,
古川 美穂子
1
,
藤谷 順子
1
Sawako Sekiguchi
1
,
Manami Takeda
1
,
Akihiro Tsukinaga
1
,
Saki Tanaka
1
,
Koichi Kashiwamura
1
,
Mihoko Furukawa
1
,
Junko Fujitani
1
1国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院
1Center Hospital of the National Center for Global Health and Medicine
キーワード:
ハンドヘルドダイナモメーター
,
アタッチメント
,
嚥下障害
,
頸部筋力
,
定量的評価
Keyword:
ハンドヘルドダイナモメーター
,
アタッチメント
,
嚥下障害
,
頸部筋力
,
定量的評価
pp.759-763
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203167
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要旨 [背景]頸部筋力をハンドヘルドダイナモメーター(hand-held dynamometer:HHD)で計測するための頸部専用アタッチメント(以下,アタッチメント)を開発した.また,その信頼性を検討するため,アタッチメント使用下と不使用下での計測結果を比較した.[対象と方法]健常成人を対象とし,HHDを取り付けたアタッチメントを頸部に巻きつけて使用した.計測は以下の3条件で行った.計測 ① では2種のアタッチメントを比較,計測 ② ではアタッチメント不使用で検者がHHDを手で持ち被験者の顎に当てて計測,計測 ③ ではアタッチメント不使用で,検者を計測 ①② とは別の男女1名ずつとした.[結果]計測 ① での信頼性はどちらのアタッチメントも高い結果となった.計測 ② でも信頼性は高いが,計測値はアタッチメント不使用で有意に低かった.計測 ③ ではアタッチメント不使用で男性検者と女性検者間の信頼性は低かった.[結語]HHDとアタッチメントの使用で,頸部筋力を定量的に計測できることが示唆された.
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