Japanese
English
特集 脊髄損傷の多角的マネジメント
褥瘡
Pressure ulcer
持田 賢志
1
Satoshi Mochida
1
1和歌山県立医科大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Wakayama Medical University
キーワード:
脊髄損傷
,
褥瘡
Keyword:
脊髄損傷
,
褥瘡
pp.1077-1080
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202611
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はじめに
これまでリハビリテーション科医は,脊髄損傷者の機能障害,能力障害に対してさまざまなアプローチを行い,自宅復帰や社会復帰を進めてきた.近年では実際に多くの脊髄損傷者が社会復帰を果たし,職場やスポーツの場で活躍している.しかし,社会復帰を果たした在宅脊髄損傷者が増加し年月が経過するにつれ,加齢や低活動の影響を受け,健常者同様に生活習慣病や脊髄損傷者に特有の褥瘡などの合併症が問題となっている1-4).このため,リハビリテーション科医が脊髄損傷者に果たさなければならない役割が拡大し,脊髄損傷者の生活習慣病や褥瘡の管理など,リハビリテーション科医の「かかりつけ医」としての役割が重要になってきている.
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