Japanese
English
治療
脊髄損傷患者の仙骨部褥瘡に対する手術治療経験
An experience of surgical treatment of sacral decubitus in a patient with spinal cord injury
大西 誉光
1
,
鈴木 拓
1
,
大隅 正義
1
,
長谷川 恵
1
,
渡辺 晋一
1
,
高橋 久
1
Takamitsu OHNISHI
1
,
Taku SUZUKI
1
,
Masayoshi OSUMI
1
,
Megumi HASEGAWA
1
,
Shinichi WATANABE
1
,
Hisashi TAKAHASHI
1
1帝京大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
褥瘡
,
脊髄損傷
,
手術療法
Keyword:
褥瘡
,
脊髄損傷
,
手術療法
pp.849-851
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901985
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29歳,男性の脊髄損傷患者に発生した褥瘡を経験した.保存的治療に抵抗性で,その他の諸条件も満たしたため,手術適応と判断し手術を行った.潰瘍を一塊にして切除し,再建は菱形皮弁という単純な方法で行った.皮弁は良好な生着をみせたが,縫合線の一部に小さな瘻孔が出現し,そこよりの滲出液に悩まされた.褥瘡の手術の適応,方法,術後管理について反省を含め考察した.
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