学会印象記
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会
篠田 裕介
1
,
井口 はるひ
2
,
緒方 徹
2
1埼玉医科大学医学部リハビリテーション医学教室
2東京大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.1215-1217
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202390
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2021年6月10〜13日の4日間,第58回日本リハビリテーション医学会学術集会が,田島文博会長(和歌山県立医科大学医学リハビリテーション医学講座教授)のもと,国立京都国際会館において現地+ウェブで開催された.また,オンデマンド配信が,6月14日から7月30日まで行われた.今年は,医療従事者への新型コロナウィルスワクチン接種が進んでいたため,現地参加者が増えるのではないかと予想していたが,実際には4月ごろから第4波が到来し,学会開催1か月前には全国で連日5,000人以上の新規感染を生じる事態になってしまった.それに伴い,4月23日には東京,大阪,兵庫とともに,会場である京都にも緊急事態宣言が発令され,学会期間中に解除されることはなかった.しかし,プログラムが充実していたこともあり,現地参加者数は約1,900人に上り,オンライン参加者を含めて全体で約5,200人と,緊急事態宣言下での開催としては大成功であった(図1).
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.