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2013年11月9日(土),10日(日)の2日間,札幌市教育文化会館おいて札幌医科大学リハビリテーション医学講座教授の石合純夫代表世話人のもと第8回日本リハビリテーション医学会専門医会学術集会が開催された.テーマは「臓器別診療科との対話」として他科の講演を充実させた学術集会となった.この季節の北海道は木々が紅葉し,冬の気配が感じられてくるころで,初雪の知らせがあったとのことだった.
専門医会学術集会は1996年に専門医会の改組が行われ,それまでリハビリテーション学会とは一線を画した外部団体であった専門医会が学会の内部の組織となり,学会のなかでスペシャリスト集団として発足し,その学術交流の場として東京慈恵会医科大学の安保雅博先生,横浜市立大学の菊地尚久先生を代表世話人として第1回が東京慈恵会医科大学講堂で行われてから年々規模が拡大し,内容も充実してきた.筆者も,現専門医会発足時から3期幹事を務めさせていただき,専門医の資質向上,横のつながり,専門医の育成などに微力ながら参加し,学術集会の発展には深い感慨がある.参加人数,規模の拡大から昨年の名古屋における藤田保健衛生大学の青柳陽一郎代表世話人による学術集会から会場が2つになり,また,教育講演の規則改定によりそれまで3つまでとなっていた教育講演の実施数に制限がなくなったため,教育講演数の増加が可能となった.第8回の学術集会では大幅に教育講演数を増やし,16の教育講演の実施となった.また2013年から専門医資格更新等に倫理安全の研修会受講が必須となったことを受け,倫理安全の研修会も開催された.また4つのランチョンセミナーも行われさまざまな講演を受けることができる集会となった.
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