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今月の特集2 感染症教育と微生物検査
—感染症診療の流れにおける微生物検査(1)—医学部・初期研修における教育
Considering the ideal educational approach for infectious diseases in the clinical clerkship
栗田 崇史
1
1東京科学大学統合臨床感染症学分野
キーワード:
アウトカム基盤型教育
,
診療参加型臨床実習
,
医学教育モデル・コア・カリキュラム
,
屋根瓦方式
,
アクティブラーニング
Keyword:
アウトカム基盤型教育
,
診療参加型臨床実習
,
医学教育モデル・コア・カリキュラム
,
屋根瓦方式
,
アクティブラーニング
pp.996-1001
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690090996
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Point
●一人前の医師になることを起点としてさかのぼり,各学修段階でどのような能力を備えておくべきかを意識して評価する,アウトカム基盤型の教育が推進されている.
●医学生の医学教育モデル・コア・カリキュラムで,診療参加型臨床実習においては,知識にとどまらない“生きた臨床スキル”を段階的に習得することが求められている.
●感染症の学修目標では,医療面接と身体所見を通じて,患者背景,感染臓器,原因微生物を適切に評価する,いわゆる“感染症の三角形”の活用が主眼に置かれている.
●診療参加型臨床実習における屋根瓦方式の指導,アクティブラーニングや共有コンテンツの活用などによって,教員の時間を確保しながら教育効果を高める工夫が必要である.

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