Japanese
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短報
通所リハビリテーションにおける嚥下評価と入院率の関係
The association between assessment of swallowing ability and hospitalization ratio in daycare center for senior users
古舘 康司
1
Yasuji Furudate
1
1洞爺温泉病院リハビリテーション課
1Department of Rehabilitation, Toya Onsen Hospital
キーワード:
通所リハビリテーション
,
在宅
,
言語聴覚士
,
嚥下評価
,
入院
Keyword:
通所リハビリテーション
,
在宅
,
言語聴覚士
,
嚥下評価
,
入院
pp.1201-1204
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202109
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要旨 【目的】通所リハビリテーションにおける嚥下評価と入院率との関係を調べることを主目的,嚥下評価の実施方法について検討を加えることを副目的として実施した.【対象】利用者64名(男性25名,女性39名),平均年齢は80.7歳,介護度は要支援1〜要介護3.【方法】2016年1月以降,利用者に3種類の嚥下評価を実施し2018年12月まで入院のアウトカムが生起するか経過を追い,生存分析(カプランマイヤーの方法)を用いて嚥下障害の有無で入院率に差があるかを比較した.【結果】聖隷式嚥下質問紙と反復唾液飲みテストの両方で嚥下障害ありと判定された利用者は,要支援か要介護かにかかわらず入院率が有意に高いことがわかった.【結語】上記嚥下評価は簡便であるため事業所を問わず広く実施でき,その評価結果は在宅要介護者の入院リスクを見通すうえでの一助となる可能性がある.
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