Japanese
English
特集 歩行障害にどう対応するか
屋外実用的歩行の獲得
Acquisition of practical outdoor walking
藤井 智
1
Satoshi Fujii
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
1Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
屋外歩行
,
脳卒中片麻痺者
,
公共交通機関
Keyword:
屋外歩行
,
脳卒中片麻痺者
,
公共交通機関
pp.331-337
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201920
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はじめに
近年,国際機能分類(International Classification Functioning,Disability and Health;ICF)に基づき,「活動と参加」が重要視されている.その背景には,生活活動範囲が狭ければ狭いほど活動量が減り,脳卒中片麻痺などの障害者では,身体機能の低下を招いてしまうということがある.したがって,退院後も,できる限り生活範囲を拡大できるように,入院中に積極的に屋外歩行練習に取り組むことは大切である.しかし,その方法についての先行研究は少なく,適応や指導方法について確立したものはない.
今回は,筆者らの経験から,脳卒中片麻痺者などに対する公共交通機関を含む屋外歩行の留意点や訓練方法例を紹介する.
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