Japanese
English
研究
訪問リハビリテーションにおける公共交通機関の利用練習の実態—練習が困難な理由と練習実施の工夫点に関する質的研究
Actual condition of practice for using public transportation in home-visiting rehabilitation
小川 真寛
1
,
亀井 大作
1,2
,
澤田 辰徳
3
,
田原 行英
4
,
田端 重樹
5
Masahiro Ogawa
1
,
Daisaku Kamei
1,2
,
Tatsunori Sawada
3
,
Yukihide Tahara
4
,
Shigeki Tabata
5
1京都大学大学院
2四條畷学院大学
3東京工科大学
4デイサービス道夢
5西院地域包括支援センター
キーワード:
訪問リハビリテーション
,
公共交通機関
,
実態調査
Keyword:
訪問リハビリテーション
,
公共交通機関
,
実態調査
pp.1188-1194
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201489
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Abstract:本研究の目的は,都市部における訪問リハでの公共交通機関の利用練習や外出のリハの実施実態を調査し,公共交通機関の利用練習を非実施とする理由,練習実施の工夫点を質的に分析することであった.郵送調査を全国都市部の訪問リハ事業所を対象に行った.546通中234通の返信があり,外出練習は96.1%,公共交通機関の利用練習は44.4%で実施されていた.練習ができない理由は,練習ニーズに対する対応,課題にかかわる要因,ニーズのなさにまとめられた.練習実施の工夫として,練習全体にかかわることから,事前準備,練習実施中,事後作業の工夫が抽出された.これら結果は,訪問リハ事業所において,公共交通機関の利用練習が増加し,発展していくために共有されるべき情報であり,今後の活用が望まれる.
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