Japanese
English
特集 回復期リハビリテーションに求められるもの
スタッフ教育
Coaching and training for staff development
竹内 茂伸
1
,
今田 健
1
Shigenobu Takeuchi
1
,
Ken Imada
1
1社会福祉法人こうほうえん錦海リハビリテーション病院リハビリテーション技術部
1Department of Rehabilitation, Kinkai Rehabilitation Hospital
キーワード:
臨床・研究・教育・地域活動
,
教育の視覚化
Keyword:
臨床・研究・教育・地域活動
,
教育の視覚化
pp.111-117
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201870
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はじめに
2000年4月の診療報酬改定に伴い創設された回復期リハビリテーション病棟は,回復期リハビリテーション病棟協会による2018年度の調査において当初想定された病床数を超え,現在8万床を超えている1).創設後間もなく理学療法,作業療法,言語聴覚療法(以下,POS)スタッフへの教育が管理者らを中心に思索されているが,その重要性は増す一方である.2020年からは理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則が一部改正され,理学療法管理学ならび作業療法管理学などが新たな単位要件として新設される2).管理運営は,もはや役職に就いた者が学ぶものではなくなった.2019年度より施行された働き方改革と併せ,スタッフ個々が各自のキャリアデザインを見据えた日々の過ごし方を今一度見直す契機ととらえ,その時流が訪れているのであろう.
社会福祉法人こうほうえん錦海リハビリテーション病院(以下,当院)は2006年の開院当初よりもれなく教育の課題に直面し,現在に至るまでその暗中模索が続いている.本稿では,当院にて試行を続ける4分野(臨床・研究・教育・地域活動)に注力する運営3)を供覧し,さらなる改善に向けた一助としたい.
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