透析診療のリスク・セーフティマネジメント
医療安全教育(スタッフ・患者)
加藤 政雄
1
,
辻井 しず
1藤田保健衛生大学病院 臨床検査部
キーワード:
患者教育
,
血液透析
,
転倒・転落
,
チーム医療
,
医療事故防止
,
患者識別システム
,
現職教育
Keyword:
Accidental Falls
,
Inservice Training
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Patient Education as Topic
,
Patient Identification Systems
pp.443-449
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014224447
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透析医療は同時に多数の患者を,観血的体外循環で実施するものであり,医療事故につながりうる多数の要因を含んでいる.医療事故を防ぐには安全文化の構築が大切であり,研修会などでの体系的な教育だけでなく,日々の業務によって得られる経験知を増やし,組織内での「経験の伝承」も重要である.抜針事故予防,機器の誤操作予防,緊急時対応,患者誤認,転倒・転落予防には標準的なマニュアルを作成するとともに,遵守度を高め,適切な知識,行動を身につけることが欠かせない.
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