透析スタッフの教育と診療レベルの向上
透析クリニックにおけるスタッフ教育
大平 整爾
1
1札幌北クリニック
キーワード:
生涯教育
,
血液透析
,
チーム医療
,
スタッフ開発
,
診療所
Keyword:
Education, Continuing
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Staff Development
pp.1671-1676
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014064161
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透析クリニックは,日本の透析患者の過半数を治療するという重責を担っている.透析クリニックで加療される患者の多くは自力または介助歩行で通院してくるが,決して全員が軽症な病態にあるわけではなく,加えて患者高齢化は多様な問題を湧出してきている.クリニックの医療レベルは,日本の透析医療のそれに直結すると認識したい.ここでの教育ことに実務に関わるスタッフ教育は勤務しながらの教育(OJT)が中心となる.「見る・話す・聴く・読む・書く」という医療行為に必須の要綱は,日常勤務のなかにある.教育はいわゆる年配の指導者のみが行うものではなく,屋根瓦方式に代表されるように「教え・教えられる」ことを厭わない環境作りも重要である.医療機関開設者の意識や意向が問われる領域である.
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