Japanese
English
特集 回復期リハビリテーションに求められるもの
医師のマネジメント
Doctor management
菅原 英和
1
Hidekazu Sugawara
1
1初台リハビリテーション病院
1Hatsudai Rehabilitation Hospital
キーワード:
回復期リハビリテーション病棟
,
医師
,
専門医
,
臨床認定医
,
教育研修
Keyword:
回復期リハビリテーション病棟
,
医師
,
専門医
,
臨床認定医
,
教育研修
pp.105-109
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201869
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
回復期リハビリテーション病棟の医師の構成
回復期リハビリテーション病棟の医師には内科的な管理だけにとどまらず,さまざまな機能障害への適切な評価,予後予測に基づいたゴール設定,リハビリテーション処方や装具処方,嚥下造影・嚥下内視鏡などの特殊検査,患者のやる気をも引き出すインフォームド・コンセント,福祉関連の知識,チーム医療でのリーダーシップなど,きわめて幅広い能力が求められる.つまり,リハビリテーション医療への精通が求められる.
全国の回復期リハビリテーション病棟(2018年時点で82,279床,1,836病棟,1,445病院)で主治医を担当している医師(以下,回リハ医)7,858人(推定)を,リハビリテーション医学への精通の度合いという観点から分類してみると,① リハビリテーション科専門医(403名),② リハビリテーション医学会臨床認定医(以下,臨床認定医)(286名),③ 非リハビリテーション科専門医・非臨床認定医の日本リハビリテーション医学会会員(1,912名),④ 日本リハビリテーション医学会非会員(5,051名)の4つに分けられる(図1:文献1)より推計).おのおのの役割や課題について述べていきたい.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.