学会報告
第85回神奈川リハビリテーション研究会—2018年9月22日(土),於:障害者スポーツ文化センター横浜ラポール2階大会議室
小田 芳幸
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.185-187
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201568
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1.「みんなのボッチャ」—福祉施設によるリハビリテーションスポーツ普及活動
川崎市社会福祉事業団れいんぼう川崎
長澤充城子
れいんぼう川崎(以下,当施設)では,リハビリテーション理念を地域に普及するツールとして,パラリンピック競技である「ボッチャ」を障害の種類や有無,年齢を問わずに誰でもプレーできる簡単なルールに変更し,2017年からユニバーサルスポーツ「みんなのボッチャ」として地域に広めている.普及方法はリーフレットの作成と配布,市イベントでの体験コーナー開催,出前体験会等である.その成果は個々の身体・精神機能の向上だけでなく,当施設入所者が体験会で講師を務めるなど役割をもって地域の活動に参加する機会となった.また,団地自治会が体験会を開催する支援を行ったことで,その地域在住の障害をもつ人が住民として参加し交流する機会となり,ノーマライゼーションを推し進めることができた.まさに地域リハビリテーションの実践といえる.
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