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特集 障害児の学校教育と学外活動
学齢障害児の学外スポーツ活動—障害者スポーツ文化センター横浜ラポールにおける取り組み
After-school sports activities of school-aged children with disabilities:Efforts at the Yokohama Rapport, sports and cultural center for the disabled
小島 匡治
1
Kyouji Kojima
1
1障害者スポーツ文化センター横浜ラポールスポーツ課
1Yokohama Rapport, Sports and Cultural Center for the Disabled
キーワード:
学齢障害児
,
地域スポーツ活動
,
障害者スポーツセンター
Keyword:
学齢障害児
,
地域スポーツ活動
,
障害者スポーツセンター
pp.325-328
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201271
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はじめに
本稿では,学齢障害児の学外スポーツ活動について,筆者が勤務する障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(以下,ラポール)の取り組みを紹介する.取り組みには,ラポールの中で行うものと外で行うものがあり,どちらも障害児の余暇と地域生活を支え,生活の質(quality of life;QOL)の向上につながる大切な活動である.
ラポールは,横浜市総合リハビリテーションセンターや市内4か所の療育センター(以下,療育部門)とともに,社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団が運営している.横浜市における障害者スポーツ振興の中核拠点に位置づけられ,スポーツを通じた障害者のQOL向上とノーマライゼーション社会の実現が事業の目的である.そのため,障害者に適切なスポーツ活動の導入を図ることと,身近な地域でスポーツに親しめる環境整備が重要な役割となっている.
障害児に対しては,生涯にわたって運動・スポーツに親しむための素地を養わせることが大切なため,障害特性にあったプログラムの工夫から,スポーツは楽しいという意識を高め,興味をもって自発的に活動していける場の充実に努めている.
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