Japanese
English
入門講座 栄養指標の見方・使い方・2
個々のリハビリテーション計画を立てるうえで有用な栄養評価指標
Nutritional assessment indicators useful for establishing individual rehabilitation plan
若林 秀隆
1
Hidetaka Wakabayashi
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Medical Center
キーワード:
リハビリテーション栄養ケアプロセス
,
リハビリテーション栄養診断
,
エネルギーバランス
,
CRP
,
浮腫
Keyword:
リハビリテーション栄養ケアプロセス
,
リハビリテーション栄養診断
,
エネルギーバランス
,
CRP
,
浮腫
pp.1133-1138
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201149
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
個々のリハビリテーション計画を立てる際,リハビリテーション栄養の考え方やリハビリテーション栄養診断が有用である.リハビリテーション栄養とは,「国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health;ICF)による全人的評価と栄養障害・サルコペニア・栄養摂取の過不足の有無と原因の評価,診断,ゴール設定を行ったうえで,障害者やフレイル高齢者の栄養状態・サルコペニア・栄養素摂取・フレイルを改善し,機能・活動・参加,生活の質(quality of life;QOL)を最大限高める『リハビリテーションからみた栄養管理』や『栄養からみたリハビリテーション』である」と再定義した.リハビリテーション栄養診断のドメインには,栄養障害,サルコペニア,栄養素摂取の過不足があり,これらを評価することで個々のリハビリテーション栄養計画を立てることができる.
本稿では,リハビリテーション栄養ケアプロセスとリハビリテーション栄養診断に必要な栄養評価指標について解説する.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.