Japanese
English
入門講座 栄養指標の見方・使い方・3
予防的介入やスクリーニング,層別化に有用な栄養評価指標
Nutritional assessment useful for preventive intervention, screening and stratification
藤原 大
1
,
若林 秀隆
2
Dai Fujiwara
1
,
Hidetaka Wakabayashi
2
1公益財団法人宮城厚生協会坂総合病院リハビリテーション科
2横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Saka General Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Medical Center
キーワード:
リハビリテーション医療
,
低栄養
,
サルコペニア
,
診断基準
,
栄養評価指標
Keyword:
リハビリテーション医療
,
低栄養
,
サルコペニア
,
診断基準
,
栄養評価指標
pp.1219-1227
発行日 2017年12月10日
Published Date 2017/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201169
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はじめに
リハビリテーションの対象となる高齢者には,低栄養を認めることが多い.低栄養の診断・評価を行わずに積極的なリハビリテーションを実施すると,かえって機能低下を来す可能性がある.また,低栄養と同様にサルコペニアも認めることが多い.リハビリテーションの対象となる高齢者では,加齢による原発性サルコペニアのみならず,活動・疾患・栄養による二次性サルコペニアを呈している可能性が高い.サルコペニアの治療においては,リハビリテーションや運動のみならず適切な栄養管理の併用が必須である.上記から,リハビリテーションを実施する前段階で,低栄養とサルコペニアについて適切なアセスメントを行うことが求められる.本稿では,低栄養とサルコペニアの診断・評価に必要な項目について概説する.
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