Japanese
English
特集 精神科疾患のリハビリテーション
Assertive Community Treatment(包括型地域生活支援:ACT)
Assertive community treatment(ACT)
西尾 雅明
1
Masaaki Nishio
1
1東北福祉大学総合福祉学部
1Faculty of Comprehensive Welfare, Tohoku Fukushi University
キーワード:
地域精神保健
,
ACT
,
多職種
,
チーム・アプローチ
Keyword:
地域精神保健
,
ACT
,
多職種
,
チーム・アプローチ
pp.983-988
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200763
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はじめに
わが国の地域精神保健福祉施策は,入院医療中心から地域生活中心へと移行しつつある.厚生労働省「精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針等に関する検討会」が2013年10月11日に公表した「指針案中間まとめ」では,入院医療から地域生活への移行,外来医療体制の整備と充実,チーム医療(多職種連携)体制の整備,などが重点事項として挙げられている.一方で近年,科学的根拠に基づく医療を実践する必要性が強調されているが,重篤な精神障害をもった患者に特に有益な心理社会的アプローチの代表として,包括型地域生活支援(assertive community treatment;ACT)がしばしば挙げられている.本稿では,ACTにおける多職種チームのあり方を中心に解説を加えたい.
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