Japanese
English
増大特集 新・リハビリテーション技術
疾患編
脳外傷:帰結評価法と帰結の予測
Traumatic brain injury: Outcome measurements and prediction of outcomes.
佐伯 覚
1
,
岡崎 哲也
1
,
和田 太
1
,
上田 まり
1
,
白山 義洋
1
,
武本 暁生
1
,
福田 美由紀
1
,
野崎 康夫
1
,
蜂須賀 研二
1
Satoru Saeki
1
,
Tetsuya Okazaki
1
,
Futoshi Wada
1
,
Mari Ueda
1
,
Yoshihiro Shirayama
1
,
Akio Takemoto
1
,
Miyuki Fukuda
1
,
Yasuo Nozaki
1
,
Kenji Hachisuka
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
脳外傷
,
帰結
,
予後予測
Keyword:
脳外傷
,
帰結
,
予後予測
pp.1195-1201
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109925
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
多彩な障害像を呈する脳外傷(TBI)者の帰結を評価することは,リハビリテーション・プログラムの重要な要素である.それは,臨床的な目的にとどまらず,治療効果の判定,医療費やリハビリテーション・サービスの有効利用を評価する手段としても必要である.
また,急性期あるいはリハビリテーション開始時期となる回復期にTBI者の帰結を予測することは,予後予測としてリハビリテーションの治療期間とゴールを決定するきわめて重要な戦略である.
本稿では,TBI者の帰結評価法と帰結予測に関して,その概要と現在の問題点を述べる.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.