Japanese
English
特集 リハビリテーションにおける帰結研究―脳卒中を中心に
総論 帰結研究に用いる実験計画と統計手法
Designing clinical research and statistical analysis in stroke outcome study.
宮越 浩一
1
,
道免 和久
2
Koichi Miyakoshi
1
,
Kazuhisa Domen
2
1亀田総合病院リハビリテーション科
2兵庫医科大学リハビリテーション医学
1Department of Rehabilitation Medicine, Kameda General Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Hyogo College of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
帰結
,
予後予測
,
実験計画
,
統計
Keyword:
脳卒中
,
帰結
,
予後予測
,
実験計画
,
統計
pp.17-22
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101154
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はじめに
脳卒中診療において効率的なリハビリテーションを行うためには,早期より予後を予測し,それに基づいた適切な治療計画を立てることが必要である1,2).しかし,現状では予後予測方法が十分に確立されてはおらず,現場の医療従事者の経験により予後の判定がなされていることが多いと思われる.
正確な予後予測方法を確立するためには,脳卒中の経過・帰結を詳細に記録した帰結研究が必要である.本稿では脳卒中の帰結研究における研究デザインを簡単に紹介し,帰結研究や予後予測研究において実際に使用されることの多い多変量解析を中心に代表的な統計手法を紹介する.
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