Japanese
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特集 リハビリテーションにおける帰結研究―脳卒中を中心に
総論 帰結研究に用いる各種評価法
Assessment instruments for stroke outcome study.
佐伯 覚
1
Satoru Saeki
1
1産業医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health, School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
帰結研究
,
予後予測
,
評価
Keyword:
脳卒中
,
帰結研究
,
予後予測
,
評価
pp.11-16
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101153
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はじめに
脳卒中の帰結研究に用いられる評価法は,日常のリハビリテーション診療のツールであり,主としてリハビリテーション介入の効果測定や予後予測を目的として使用されている.評価法の多くは,測定する変数が数量でなく,障害という概念を置き換えた定性的な指標であり,常に信頼性と妥当性が問題となる1).
評価法は研究の目的に合致したものを選択するが,評価対象となる障害の階層構造別(機能障害,活動制限,参加制約)に選択するのが原則である2).
本稿では,脳卒中の帰結研究に用いられる評価法を紹介するとともに,最近の動向と使用に当たっての注意点を述べる.
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