Japanese
English
特集 脊髄損傷―最近の話題
社会参加とQOL―評価法の検討
Social participation and QOL-An analysis of the clinical evaluation.
高橋 秀寿
1
,
木村 彰男
2
Hidetoshi Takahashi
1
,
Akio Kimura
2
1国立療養所村山病院リハビリテーション科
2慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation, Murayama Nationl Hospital
2Department of Physical Medicine and Rehabilitation, School of Medicine, Keio University
キーワード:
QOL
,
CHART
,
社会的不利
,
SWLS
Keyword:
QOL
,
CHART
,
社会的不利
,
SWLS
pp.231-236
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109711
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はじめに
これまで,リハビリテーション医学におけるQOL(quality of life)は,科学的な見地から多くの研究者によってさまざまに定義され,評価法が発表されている.これらを大きく分類すると,患者本人の満足度などを評価した主観的QOL,介護者などからみた客観的QOL,および疾患に特異的な評価法,に分類される.原1)は,これを脊髄損傷患者(以下,脊損者)について目的別に分類すると表1のようにまとめることができる,と述べている.
今回,このうち,客観的QOLの代表としてCHART(Craig Handicap Assessment and Reporting Technique)を,また,主観的QOLの代表として特にSWLS(The Satisfaction With Life Scale)を中心に紹介する.また,ICIDH(International Classification of Impairments,Disabilities and Handicaps)に代わるWHOの新しい障害分類についても触れたい.
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