Japanese
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実践講座 スポーツ外傷後のリハビリテーション
2.運動療法―Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(PNF)を中心に
Rehabilitation of sports injuries: PNF practice.
市川 繁之
1
Shigeyuki Ichikawa
1
1ヒューマンコンディショニングPNFセンター
1Human Conditioning PNF Center
キーワード:
Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(PNF)
,
スポーツ外傷
Keyword:
Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(PNF)
,
スポーツ外傷
pp.543-548
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109512
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はじめに
運動療法とは,運動障害に対して運動という手段を用いて,身体機能の維持・改善および促通を図るものと言える.われわれが重力の中で生活している限り,重力に対応できる身体機能を持たなければ,障害はおのずと生じてくることは明確である.よって,われわれ人間の持つさまざまな機能を運動させることによって刺激し,運動障害を改善・促進していくことが大切である.
筆者は,スポーツ障害および外傷後のリハビリテーションの患者に対してProprioceptive Neuromuscular Facilitation(固有受容性神経筋促通手技:以下,PNF)を用いている.患者によって,目標そして治療の質・量などはそれぞれ異なるが,PNFの基本的な考え方は変わらない.本稿では,PNFの原理,テクニック,適応などを解説し,PNFを用いたリハビリテーションの実際について述べる.
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