リハビリテーション関連資料
大学におけるリハビリテーション医学教育の現状―EEPとリハビリテーション医学
木村 彰男
1
,
鹿島 晴雄
2
1慶應義塾大学リハビリテーション医学教室
2慶應義塾大学精神神経科学教室
pp.1169-1171
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109128
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医学部卒前教育における医師としての倫理面の教育の重要性の問題が叫ばれて久しい.しかしながら,この面の教育をどのような形で行うかという根本的な問題をはじめ,過密な卒前教育のスケジュールのなかに,どのように組み込むかという物理的な問題もあり,倫理面の教育を実施することにあたっては,現実的には非常に多くの問題が山積している.
一方,難関の入学試験を突破して晴れて医学部の学生になったものの,従来の卒前教育においては専門的な医学教育が始まるのは3年生以降で,医学教育の現場では,職業教育の側面を持つ医学部教育における学生への動機付けの観点から,より早期に専門的な教育の導入が望まれているのが現状である.
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