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特集 リハビリテーション医学教育の新しいうねり
リハビリテーション医学卒後教育の現状と取り組み―鹿児島大学における状況
Problems of postgraduate education in rehabilitation medicine at present and future.
田中 信行
1
,
下堂薗 恵
1
,
川平 和美
1
Nobuyuki Tanaka
1
,
Megumi Shimodozono
1
,
Kazumi Kawahira
1
1鹿児島大学医学部リハビリテーション医学講座(鹿児島大学医学部附属病院霧島リハビリテーションセンター)
1Department of Rehabilitation and Physical Medicine, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
卒後研修義務化
,
ローテーション研修
,
リハビリテーション専門医育成
,
大学院生教育
,
他科出身者教育
Keyword:
卒後研修義務化
,
ローテーション研修
,
リハビリテーション専門医育成
,
大学院生教育
,
他科出身者教育
pp.425-429
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109760
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はじめに
わが国のリハビリテーション医学講座(科)の設置は私立では獨協医科大学(1976)で最初に行われたが1),国立では大きく遅れ,筆者らの教室(1989年:昭和63年)が初めてである.現在,私立・公立で教授席のある講座(科)が約20校となったが,国立ではなお42校中4校にすぎない.今後の卒前教育はもちろん,大学の卒後教育の中心としての重要性を考えれば,この大学の教育・研究機関の少なさは常に最も大きな問題である.
卒後のリハビリテーション医学教育のポイントは,1)リハビリテーション科における研修医教育,2)リハビリテーション医学会認定臨床医・専門医の育成,3)リハビリテーション医学研究・教育者の育成(大学院教育),4)他科出身者に対する卒後リハビリテーション医学教育,の4つに分けて考えるべきと思われ,これらについて筆者らの教室の状況も踏まえて述べてみたい.
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